賃料アップも狙える!家賃が高くても入居が決まる賃貸設備ランキング2025

賃貸オーナー様からよくご相談いただくのが、
「空室対策として、どんな設備を付けたらいいですか?」
「設備を新しくすれば家賃を上げられますか?」
というご質問です。
空室が続くと、まず「家賃を下げた方がいいのでは?」と考えてしまいがちです。
しかし、家賃を下げるだけが空室対策ではありません。
入居者が魅力を感じる設備を導入することで、周辺の物件より多少家賃が高くても選んでもらえる可能性があります。
今回は、全国賃貸住宅新聞が発表した「入居者に人気の設備ランキング2025」から、「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まる」ランキングをご紹介します。
前回ご紹介した「この設備がなければ入居が決まらない」ランキングとは少し意味が違います。
今回は、物件の付加価値を高める設備に注目です。

単身者向け「家賃が高くても入居が決まる設備」
2025年の単身者向けランキングでは、高速インターネット(1Gbps以上)無料が1位となりました。
現在では「インターネット無料」というだけではなく、通信速度まで重視される時代になってきています。
動画配信サービス、オンラインゲーム、リモートワークなど、自宅のインターネット環境を利用する機会は以前より大幅に増えています。
せっかくインターネット無料でも、
「夜になると遅い」
「動画が止まる」
「オンラインゲームには使いにくい」
となれば、入居者にとって大きなメリットとはいえません。
逆に高速インターネットを無料で利用できれば、自分で回線を契約する必要がなく、毎月の通信費も抑えられます。
そのため、多少家賃が高くても「こちらの物件を選びたい」と考える理由になるわけです。
防犯設備も物件の付加価値に
家賃が高くても選ばれる設備では、防犯に関係する設備も注目されています。
代表的なのが、オートロック、防犯カメラ、TVモニター付きインターホンなどです。
特に一人暮らしでは、防犯面を重視して物件を探される方も少なくありません。
オートロックの新設は建物によっては大掛かりな工事になりますが、TVモニター付きインターホンや防犯カメラなどは、既存物件でも比較的検討しやすい場合があります。
すべての設備を一度に新しくするのではなく、費用対効果を考えながら導入することが重要です。
ファミリー向け1位は「エントランスのオートロック」
ファミリー向けでは、エントランスのオートロックが1位となっています。
単身者だけでなく、ファミリー世帯でも防犯意識が高まっていることが分かります。
特に小さなお子様がいるご家庭では、住まいの安全性を重視されることがあります。
同じような間取り・立地の物件を比較したとき、
「こちらはオートロック付き」
という違いが、最終的な物件選びの決め手になる可能性があります。
ただし、既存のアパートにオートロックを後から設置する場合には、建物の構造や費用との兼ね合いがあります。
導入費用が高額になる場合には、賃料アップだけで投資額を回収できるのか慎重に検討する必要があります。
宅配ボックスも今では重要な設備
宅配ボックスも、現在の賃貸住宅では人気の高い設備です。
ネット通販を利用する機会が増え、不在時でも荷物を受け取れる宅配ボックスは非常に便利です。
再配達を依頼する必要がなく、仕事などで日中不在にすることが多い方にもメリットがあります。
また、宅配ボックスは入居者だけではなく、配送する側の負担軽減にもつながります。
既存物件でも共用部分に設置スペースを確保できれば導入できる場合がありますので、空室対策として検討しやすい設備のひとつでしょう。
「設備を付ければ家賃を上げられる」とは限りません
ここはオーナー様にぜひ知っていただきたいポイントです。
ランキング上位の設備を導入したからといって、必ずその分だけ家賃を上げられるわけではありません。
例えば10万円かけて設備を導入しても、周辺の同程度の物件がすべて同じ設備を備えていれば、それは「付加価値」ではなく「標準設備」になっている可能性があります。
反対に、周辺の競合物件にまだ導入されていない設備で、入居希望者からの需要が高ければ、物件の強みになります。
重要なのは、「人気ランキングに入っているから導入する」のではなく、「自分の物件に導入した場合に競合との差別化になるか」を考えることです。
家賃を下げる前に設備投資を考える
例えば、家賃50,000円の部屋を空室対策として2,000円値下げして48,000円にしたとします。
年間では、2,000円 × 12か月 = 24,000円の減収です。
さらに、その家賃で数年間入居していただくことになれば、値下げの影響は長期間続きます。
一方、設備投資は最初に費用がかかりますが、その設備を次の入居者にも利用してもらえる可能性があります。
もちろん設備の種類や耐用年数によりますが、
「家賃を下げる前に、その予算を設備改善に使えないか?」
という視点は、賃貸経営では非常に重要だと思います。
新潟市の賃貸物件なら何を導入する?
設備投資で大切なのは、物件ごとに考えることです。
築年数、間取り、家賃、立地、想定する入居者層によって、効果の高い設備は変わります。
例えば学生や単身者が中心の1R・1Kなら、高速インターネット無料やTVモニター付きインターホンなど。
ファミリー向けなら、オートロック、宅配ボックス、追い焚き機能などが検討候補になるでしょう。
一方で、家賃が比較的低い物件に高額な設備投資をしても、その費用を家賃で回収することが難しい場合があります。
設備投資は、「いくらかかるか」だけではなく「導入後にどのくらい募集条件を改善できるか」まで考えることが大切です。
まとめ
2025年の「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まる」ランキングを見ると、入居者が求めるものが単なる便利さから、通信環境・防犯性・生活の快適性へ広がっていることが分かります。
空室が長くなると、つい家賃を下げることを考えてしまいます。
しかし、家賃を下げる前に、
「設備が古くなっていないか」
「周辺の競合物件には何が付いているか」
「少し設備を改善することで選ばれる物件にならないか」
を確認してみることも大切です。
The Room Styleでは、新潟市を中心に賃貸物件の管理・募集を行っています。
物件ごとに周辺の募集状況や競合物件を確認しながら、
「家賃を下げるべきか」
「設備投資をした方がいいのか」
「どんな設備なら入居者に喜ばれるのか」
といったご相談にも対応しております。
空室対策や募集条件についてお悩みのオーナー様は、お気軽にThe Room Styleまでご相談ください。
※本記事は全国賃貸住宅新聞「入居者に人気の設備ランキング2025」の「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居が決まる」部門を参考にしています。
